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2009年12月27日 (日)

冬至のあとさき

Photo ここ十日ほど、ピクルスやジャム作りに明け暮れた感がある。

 赤いトマト、青いトマト、金時ニンジン、普通のニンジン、白と紫のカブ。

 色とりどりの瓶を並べて、一人悦に入っている。写真は半分逆光になっていて、色のよさが伝わらないけれど、まあご愛嬌で。

真ん中に飾った緑の草は、ディル。これが杵築の唐沢氏の庭に自生しているおかげで、ピクルスのスパイスには困らない。以前の住人が播いた種が定着したものらしく、毎年勝手に生えてくるという。杵築は標高が高く冷涼な気候なので、ヨーロッパや北米の気候が合うハーブには適地なのか。

Photo_2 ところで、冬将軍が6泊7日の長逗留を終えて立ち去った後、庭の畑に白いものはがちらほら見えたので、

「まさか、残雪??」

と目を凝らしてみたら、棉が健気にはじけているのだった。

小春日和のころまでに収穫は一段落しており、まだ残っていた青い実はどうせはじけることができずに終わるだろうと思っていた。それが、寒波によるフリーズドライ状態なのかもしれないが、いい具合に乾燥してふっくらとはじけてくれたのだ。これだから植物は面白い。

さて、自分へのクリスマスプレゼントというわけでもないが、たまたまうちのブックオフに「ピーナツ・ブックス」が入ったので、懐かしさに20冊ほどもまとめて買い求めた。子供のころは日本語の部分ばかり読んでいたが、今なら英語も参照して楽しめる。詩人の谷川俊太郎が訳者だし、巻末のあとがきも結構な人が書いていたりする。

その中で、ルーシーが弟のライナスからサンタについて質問されて、「サンタは大手デパートと結託しているんだ」と言っている場面があった。この発言を受け止める側の感性は、私が子供だった時代と、今の子供とではずいぶん違うのだろう。

私の子供時代がどうだったかといえば、ユーミンの「恋人がサンタクロース」に如実に現れている。「今夜、うちにはサンタが来るのよ」という、隣のお姉さんのオトナな発言に対して、「違うよ、サンタって絵本の中だけのお話だよ」と答えるのが、真っ当な子供。誰も本当にサンタがいるなんて信じさせられてはいなかった。

いつの頃からか、「幸せな子供時代を送ったかどうかは、何歳までサンタを信じていたかでわかる」とかいう言説が真に受けられたのか、子供はサンタを信じるものである、ということになった。どこかの小学校で、「サンタはいない」と言った教師が父母の非難の的になったとかいうニュースも聞いた覚えがある。いったい、どうなってしまったんだ。

サンタという存在を、「美しい嘘」として成立させていたのは、貧しくてもクリスマスだけは子供に何かしてやろうとする気持ちだったり、豊かであってもやたらと買い与えずに「サンタさんが来るまで」と我慢を覚えさせる親心であったりしたと思う。言っちゃなんだが、子供なんて親の顔色を伺うものだ。親が信じさせたいと思っているものなら、いくらでも信じているふりをする。いまや、サンタは子供にとって「信じてることにしといたほうが都合がいい」というだけのものになってしまっていないだろうか。

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コメント

こんにちは。

今年も残すところあと少しですね。
またひとつ年をとります!正月に浮かれている人たちを、「死ぬのが一年早まっただけ」といさめたのは誰でしたっけ??
私は年始よりも年末がすきです。あわててやらなければならないことがたくさんあって、でもそれもお祭り気分で。

おせちが苦手な私ですが(うどんをすすってたほうが幸せ)あのゴージャスな色彩はいいですよねえ。

先日、かおりさんとこにクリスマスプレゼント贈ったんですがまだとどいてません?

誰も信じてくれないんですが、5歳くらいのころ、クリスマスイブの夜中にふと目を覚まして、マンションの11階でそりの鈴の音を聞きました。両親とも隣で雑魚寝してましたから、こりゃサンタがきたな!と思い、超特急で寝ました。寝ないとサンタは来てくれないそうなので…。ツリーの下にあったプレゼントは大丸の包み紙でしたが(笑)、いい経験をしたんだといまでも思います。
サンタさんはね、いるんですよ。ふっふっふ。

投稿: カネコ | 2009年12月29日 (火) 13時19分

あけましておめでとう。
年末ばかりか正月も、忙しく過ごしてしまった私・・・
普段から楽なバイト生活だから、みんなが休む年末年始くらいは働かないとね。
やっとのんびりした気分になってきました。
プレゼントありがとう!
すごくきれいです。そのうち写真に撮って、このブログでみんなに見てもらうつもりです。

投稿: かおり | 2010年1月 6日 (水) 15時25分

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